身体科におけるうつスクリーニング検査&研修・臨床研究ソフト 身体疾患患者精神的支援ストラテジー

よくあるご質問

Q.身体科の患者さんに精神的支援が必要なのはなぜですか?
A.身体疾患を患うと、高頻度で抑うつ状態が合併するといわれています。疾患によっては、精神疾患の治療が、予後に大きな影響を及ぼすことが分かりつつあります。 また、自殺者の半数以上は、自殺する一カ月以内に精神科以外の医療機関を受診していたとの報告もあり、精神疾患の早期発見・早期治療は自殺予防に大きな意義があります。
身体疾患と精神疾患に関する国際的エビデンス
 
Q.どうすればうつ病の疑いのある患者さんがみつけられますか?
A.うつスクリーニング(PHQ-2、PHQ-9)を行い、その結果でうつ病の疑いを評価します。所要時間は3分間です。
Q.うつ度の評価はどのようにしてなされますか?
A.患者さんの回答をチェック入力するだけでスコアが算出され、判定コメントが表示されます。
Q.身体科から精神科に紹介した場合、経営的メリットはありますか?
A.精神科医連携加算として、診療情報提供料(Ⅱ)の点数(250点)に200点を加算することができます。PHQ-2、PHQ-9の検査結果をうつ病の疑いの根拠にしていただくことができます。紹介状はExcel形式機能で作成できます。
Q.紹介状はすぐ作成できますか?
A.クリックするだけで、Excel形式の紹介状が作成できます。スクリーニング検査結果や薬剤情報とともに、患者さんの情報や基本設定した病院情報など、紹介先の精神科医療機関にとって必要な情報が自動で反映され、紹介状作成の省力化に寄与します。未入力の項目は黄色で表示されますので、直接入力してください。
Q.検査結果を研究に使えますか?
A.CSV形式での書き出しができ、Excelで読み込めますので、身体疾患とうつ病との関係などを把握し、臨床研究に生かすことができます。

[身体疾患患者精神的支援ストラテジー]

Q.身体疾患患者精神的支援ストラテジーでは何ができますか?
A.3分間で、 PHQ-2、PHQ-9を用いたスクリーニングを実施し、患者さんのうつ状態を評価することができ、精神的支援の必要な方の絞り込みと早期対応、自殺予防対策に役立ちます。また、患者さんの情報や検査結果をベータベース化し管理できるとともに、身体疾患とうつ等精神疾患の関係性についての臨床研究に活用することができます。
Q.PHQ-2、PHQ-9とは何ですか?
A. 医療スタッフが用いる、高い精度でうつ状態を評価するための、うつ病性障害に関わる質問事項を抽出した質問票です。まずPHQ-2でうつ度を調べる必要性の有無を判断するための2つの質問があり、うつ度が必要な場合には、9つの質問からなるPHQ-9のスクリーニングに進み、うつ度の評価をします。
Q.基本設定ではどんな項目が登録できますか?
A.病院名、担当者名、疾患名、薬剤名が登録できます。担当者名、疾患名、薬剤名は、入力時のプルダウン選択に反映されますので、各診療科でよく使う身体疾患名、薬剤名などをあらかじめ登録しておけば、各科に最適な形で活用することができ、入力も省力化できます。病院名等は診療情報提供書に反映されます。
Q.患者さんの情報はどんな項目が登録できますか?
A.病院ID(診察券番号など)、氏名、担当、性別、生年月日、家族構成、初診日・入院日、初回検査日、主たる疾患名、うつ病での通院歴、薬剤名が登録できます。プルダウンやボタン、カレンダー選択などを採用し、できるだけ、入力時間が短くなるよう設計されています。また、睡眠時間などのうつ病発症のリスク因子など、臨床研究のための追加項目として、登録することもできます。
Q.身体科を受診している患者さんのスクリーニングへの抵抗感を減らすためにどうすればいいですか?
A.例えば、患者さんのうつ度が必要だと思った各スタッフが「最近落ち込んでいるようにみえるんだけど、今のあなたの精神的な状態を簡単にテストで知りたいと思いませんか。無意識な精神的な落ち込みも身体に影響してくる場合もあるので、気楽にテストしてみませんか。」と話しかけて誘導することをお勧めします。また、スタッフが勧めやすいように、院内に「うつ度の検査ができます」「心身両面の改善のためにこころのことについても聞くことがあります」と張り紙をされるのもいいと思います。
Q.スクーニングはどのように実施するのでしょうか?
A.質問票をプリントして、患者さんに直接記入してもらうことを原則としています(付属している単独版うつスクリーニングで、音声での質問に患者さんご家族がタッチパネルで答えることでも検査ができます)。患者さんに記入してもらったPHQ-2の回答を画面上でチェック入力します。1人につき3分以内で入力できるよう設計されています。患者さんの状態に応じて、自動的にPHQ-2の検査結果からPHQ-9の検査に自動的に進みます。PHQ-9に進んだ患者さんには同様にPHQ-9の質問票に記入していただいた回答をチェック入力します。チェックが済むと、PHQ-2、PHQ-9の合計点数、判定、次回の検査日が表示され、印刷もできますので、例えば、診察前に患者さんに記入していただき、印刷結果を渡してから診察を受診すれば、医師がうつ等に対する問診のきっかけにできます。
Q.PHQ-9スクリーニングによるうつの評価はどのようになっていますか?
A.回答を「全くない=0点」「毎日=1点」「半分以上=2点」「ほとんど毎日=3点」として総得点を算出します。その範囲は0〜27点です。0〜4点はなし、5〜9点は軽微〜軽度、10〜14点は中等度、15〜19点は中等度〜重度、20〜27点は重度の症状レベルであると評価しています。
Q.過去の検査結果をみることができますか?
A.PHQ-2、PHQ-9の合計点数が時系列でグラフ表示され、点数の推移が確認できます。カンファレンスでの検討資料として、また、うつの疑いの高い方を医師に報告する際の資料として活用いただけます。
Q.初回検査日はどのように決められますか?
A.基本情報の登録時に初回検査日をカレンダーで選択します。初診・入院日から2週間後が推奨されます。
Q.次回検査日はどのように決められているのでしょうか?
A.基本情報の登録時は、初回検査日から30日後が自動的に設定されます。また、スクリーニングの検査時は、結果によって、次回検査日の設定欄が下記のようになります。
「精神科への紹介が必要」が推奨された場合=
次回検査日として検査当日を表示=適宜再検査日をカレンダーから選択
「30日後に再検査」が推奨された場合=
次回検査日として30日後が表示=30日後に再検査、または適宜再検査日をカレンダーから選択
Q.次回検査日はどうしたらみることができますか?
A.メイン画面右側に次回検査日が表示されます。予定日を過ぎても検査をされていない場合、赤で表示されます。「検査対象者リスト印刷」で予定日を過ぎても検査されていない患者さんのリストを印刷することができますので、外来受付や看護師などに検査をすべき方を共有し、声かけのきっかけにしていただけます。
Q.身体科の薬剤と精神科の薬剤を併用する場合は?
A.精神科の薬剤は「基本情報(患者様)登録」および「編集」で「うつ病での通院歴・当科でうつ症状の治療中」の「あり」か「治療中」のどちらかにチェックをし、薬剤名、1日の量、備考に入力することで登録できます。身体科薬剤は追加項目として入力して、別に登録します。処方された向精神病薬等、追加項目のウィンドウには両方表示されます。
Q.臨床研究として、新たに項目を追加する場合は?
A.「基本情報(患者様)登録」および「編集」で追加項目を入力できます。追加項目は「基本設定」の薬剤名登録の欄ですることで、「薬剤・変数名」としてプルダウン選択でき、省力化できます。例えば『血圧』を「基本設定」から薬剤名登録をしておけば、「基本情報(患者様)登録」および「編集」の追加項目でプルダウン選択できるようになります。数値は「1日の量・値他」で入力します。
Q.臨床研究用にデータを共有できますか?
A.患者データ、検査データともにCSVデータに書き出しが可能です。Excel等のソフトで読み込み、分析に役立てていただけます。書き出し時には、匿名化機能もありますので、プライバシー保護を遵守し、データを共有して臨床研究に使っていただくことができます。
Q.検索はできますか?
A.患者データ、検査データ、その両方のデータ、それぞれで3つまでの条件を組み合わせて検索することができます。例えば、「年齢35歳以上で主な疾患名が心筋梗塞で、スクリーニング検査結果が10点以上の方」や「スクリーニング検査結果が15点以上の方、またはデパスが処方されている男性」などの組み合わせ検索が可能です。検索結果もCSVデータに書き出せますので(匿名化にも対応)、カンファレンスでの検討資料や臨床研究などに活用できます。

[単独版うつスクリーニング]

Q.単独版うつスクリーニングでは何ができますか?
A.パソコン操作でPHQ-2、PHQ-9を用いたうつスクリーニングを行うことができます。「同意確認」→「診察券番号入力」→「質問に回答」→「結果表示」(印刷も含め)が1サイクルになっています。テストを開始すると、終了操作を行わない限り、サイクルを繰り返します。例えば、待合室の一角に設置し、患者さん自身に診察前にスクリーニングをしていただきます。
Q.PHQ-2とPHQ-9のどちらか一方だけの検査はできますか?
A.設定画面で、両方を実施、PHQ-2だけを実施、PHQ-9だけを実施、PHQ-2の結果によりPHQ-9を実施、ユーザーの選択による実施、を選ぶことができます。
Q.質問を音声で聞くことはできますか?
A.音声読み上げ機能がついています。質問票を読むのが困難な方にもスムーズにスクリーニングを行うことができます。
Q.マウス操作が苦手な方でも使えますか?
A.タッチパネルディスプレイにも対応しておりますので、タッチパネルディスプレイを用いてスクリーニングを実施することができます。
Q.検査結果は表示されますか?
A.設定画面で、テスト結果を表示する、しないが選択できます。
Q.検査結果は印刷されますか?
A.設定画面で、テスト結果を印刷する、しない、印刷ボタンを表示、が選択できます。また、疑い例だけを印刷することもできます。例えば、スクリーニング結果を常に受付のプリンターで印刷するようにし、印刷結果をカルテにはさんで受診するようにすれば、看護師の入力が省力化されるとともに、受診時に医師が精神的問題について話すきっかけにできます。
Q.単独版うつスクリーニングのデータは保存されますか?
A.テキストファイルに保存されますので、蓄積された検査データをExcelなどに取り込むこともできます。
Q.身体疾患患者精神的支援ストラテジーにインポートできますか?
A.身体疾患患者精神的支援ストラテジーのデータ削除・インポートボタンを使ってできます。単独版うつスクリーニングでスクリーニングされた方をインポートする際には、氏名等の基本情報の登録をしてください。既に同じ方(同じ病院ID)が身体疾患患者精神的支援ストラテジーに登録されている場合、単独版うつスクリーニングでのスクリーニング結果が自動追加されますので、例えば、初回は自記式で身体疾患患者精神的支援ストラテジーに登録し、2回目、3回目を単独版うつスクリーニングでされた方でも、1人の患者さんの検査データとして蓄積できます。

[うつスクリーニング質問票印刷]

Q.うつスクリーニング質問票印刷では何ができますか?
A. PHQ-2とPHQ-9の質問票を印刷することができます。シリアル番号なしでインストールできるので、外来や受付、診察室、病棟などのパソコンにインストールして、必要に応じて質問票を印刷することができます。
Q.PHQ-2とPHQ-9のどちらか一方だけを印刷することはできますか?
A.選択して印刷することができます。

[動作環境について]

Q.対応している OS は何ですか?
A.以下のOSに対応しています。
  •  Windows XP ServicePack 3以上
  •  Windows Vista
  •  Windows 7

【20万円版】

Q.何台のパソコンで使えますか?
A.1セットに10個のシリアル番号がついていますので、10台のパソコンでご利用いただけます。ただし「うつスクリーニング質問票印刷」はシリアル番号なしでご利用いただけます。
Q.シリアル番号はどこに書いてありますか?
A.取扱説明書に挟み込まれた「シリアル番号」に記載してあります。

【3万5千円版】

Q.何台のパソコンで使えますか?
A.1台のパソコンでのみ使用可能です。ただし、「うつスクリーニング質問票印刷」はシリアル番号なしで、何台のパソコンででもご利用いただけます。
Q.シリアル番号はどこに書いてありますか?
A.ユーザ登録ページにアクセスしていただき、必要事項を登録してください。登録後、5〜10分ほどでメールでシリアル番号をお知らせいたします。